学校に行きたくないと言った時に、上記の約束しました。
僕は仕事を辞めてから、興味あることにはとりあえず関わっていたので、色んなボランティア系の用事があります。
仕事とはとても言えないのですが、撮影会、カメラ教室なんかもやっています。
月に一度近所の公園で未就園児親子向けの撮影会をしています。
1人で受付と撮影が出来ないので、お友達に受付をお願いしていました。
(せっかく同じ場にいるんだから、何もさせないのはもったいない)
と思い、受付の準備をしてもらったり、お手伝いに来ているママさんと一緒に受付をしたりというのを、何回かやった後・・・
こっそりとママ友のお手伝いを断り、彼には「今日は〇〇さん都合が悪くなったから受付頼む!」
と告げたところ、かな~り嫌な顔をしつつ、やらざるを得ないと腹を決めたようでした。
実は受付って言ってもそんな複雑なことはしないし、ほとんどの方は毎月来てくれる常連さんで、彼の気質も境遇もよく心得てくれています。
それが秋口の事だったので、それ以来は友達のお手伝いは断り、彼がオルタナに行く4月まで2人で撮影会をやっていました。
たくさんの大人から見守られ、あたたかく接してもらいながら少しずつ自信が付いたのだと思います。
おかげさまで、七五三のロケーション撮影だけは依頼が増えていますが・・・
ある日、商材撮影依頼がありました。いわゆる「物撮り」です。
初めての経験で物撮りに関してWebで調べまくって、ある程度のイメージを固めてから打ち合わせに臨みました。
先方にも快諾頂いて、彼も同席します。
終始つまらなそうに、出されたお菓子ばかり食べていましたが・・・
(そうは言っても、結構長い時間だったのでおとなしくしていてホッとしました・・・)
帰りの車の中で結構鋭い質問が飛んできて、ただお菓子を食べてただけで無い事が判明です。
この案件は結局失注したのですが、打ち合わせの場にいたことは良い経験になったのでは無いかと思います。
今思い返せば自分には、「学校に行ってない」故に「学校では経験できないことをやらせねば」という焦りも少しあったのだろと思います。
でも、今になっても僕が忘れているような事まで覚えてたりするので、なんらかの糧になってくれたのでしょう。
「親以外の信頼できる大人」がたくさん関わってくれて、それが安心に繋がったのが彼の不登校生活を実りある物にしてくれたと感じます。