全国一斉の休校が決まったときに、「子どもたちの学びが止まってしまう」と盛んに言われました。
「学びを止めないために」オンラインの可能性を探ったり、先生が各戸にプリント配り歩いたり・・・
色々な試みが模索されました。
うーん、学びが止まるってなんですか???
現在の公立の小中学校での授業は、ほとんどが知識詰め込み型です。
途中でディスカッション等入りますが、基本的には
「教科書に書いてある事を覚える」
「先生の言うとおりに何かをする」
の域を出ていないように感じます。
それを「学び」とは言いたくないし、それくらいの事なら家でも出来るなと思いました。
「休校期間中はお父さんが先生になって勉強します」
と宣言したとき、子どもたちは嬉々として時間割を作り始めました。
最初は、僕が先生役をして教科書を読み進めていこうと思ったのですが、
それじゃあ学校と同じだなあと思い自学スタイルにしてみました。
自分でやる事決めて、分からない事があれば一緒に考える。
今時の教科書って、とっても丁寧に書いてあって、
「普通に読み進めれば分かるはず!」「これ以上詳しく解説出来ん!」
と思ったのもありました。
まあ結局、徐々に自分が興味ある物しかやらなくなり、そもそも勉強の時間もうやむやになり・・・
自然消滅してしまったのですが、子どもって興味の無い事やらないよね・・・
と言う事を再確認したのでした・・・
興味ある事を自分で掘り下げて調べていくっていうのが、本来の勉強なんじゃないでしょうか。
やはり、内から沸き上がる動機が無ければ、無理にやらせても意味がないし勉強嫌いになるだけかなあ。
あとは、周りの大人が子どもの様子をよく見て、タイミング良く興味を広げてあげられるか否か?
なかなか難しいもんだなあと思いました。
でも、この時の自学の経験は、一斉休校明けにやってくる不登校期間に役に立つ事になるのでした。